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「正当で公正な評価」を自分が本当に望んでいるのか、また、それを望むことが果たして真に自分のモチベーションをアップすることにつながるのか、と考えるとはなはだ疑問です。
おそらく、多くの人が実際に望んでいるのは、評価方法が予め明示されていること、そして、実際明確な形でそれが機能していることではないでしょうか。

逆に言えば、それ以外のいかなる根拠によっても評価を変更されない、という保証が欲しいのではないでしょうか。

誰だって無駄な努力は(気分が乗らなければ)したくないでしょう。また、評価につながらない行為は少なくとも自分の意志で行うべきでしょう。一生懸命頑張って、あとでそれは評価対象にならないよ、と言われることほど癪なことはありません。

そのような、だまし討ちのような状態を回避したい、といった懸念によって、モチベーションが落ちる、または出し惜しみされる、ということは大いに考えられると思います。

ただし、会社全体として、はっきりとある一定の評価方法を明示することは、一方でデメリットも考えられます。つまり、ある評価方法を絶対的なものとして示せば、それはつまり、それ以外の有効な行動をすべて排除することと同じになってしまいます。これは組織全体から見るとデメリットそのものです。

組織としては、構成する各員の、場合によってはランダムな行動、試行錯誤や無駄な努力も含めた様々な行為が非常に重要な力となっているのです。それが組織というもののメリットの根幹を成しているといっても過言ではありません。

それなのに、仮に評価方法が単一のもので、あまりにも厳密であって、しかもそれを分かりやすい形ではっきりと示してしまうと、そのような貴重な行為が回避されることになりかねません。結果組織としての力が発揮できなくなると考えられます。

繰り返しますが、組織の因果法則は、それぞれの個人のそれとは違うのです。

ですから、このある種の理不尽さというのは組織にとって見れば必要なものであり、それは同時に、その組織に所属している人のためにも有効に働いているはずなのですが、こういった事柄は、頭では分かっても気持ちの上で整理できない場合が往々にしてあるのは事実です。
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